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枝鶴襲名公演@琴平

こんにちは、寝違えて首の痛い管理人です。前回は肝心の公演についてまともに書きませんでしたね。

さて中に入って、チケットに書かれた席に行くと、2階の後ろの方、舞台の真正面です。これって大向こうというやつですか。1回が升席なのは知っていましたが、2階後ろの席はひな壇みたいになっています。たぶん、床の高さに座布団をしいた席と、ベンチみたいなものとが交互にあったと思います。待ち時間の間、パンフレットをみたり周囲を眺めたりしています。2回の左右の壁側にも席があって、席の後ろ(舞台から見れば左右)は障子になっているようです。



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2階の後ろから見ると、何か観察する気分になりますね。

さて私も初めてなので、どうなるのだろうと思っています。時間近くになると、どこからともなく笛と太鼓の音がしてきます。調子っぱずれのようでもあり、こういうもののようでもあります。そして幕がさっと引かれると同時に、三味線の出囃子に切り替わって、最初の演者が出てきました!

幕開けは銀瓶さん(鶴瓶の弟子)、演題は「子ほめ」。
「ほな相手が一万二千言うたら『一万二千とはお若い。どう見ても一万一千九千九百九十八…』」
「そんな奴おるかい!」
つぎは鶴瓶さんの登場です。場内がわっと沸きます。金毘羅さんの話や、最近「家族に乾杯」で香川に来たことを枕に話していると
「バタン!」
と、大きな音を立てて入ってくる人が。すかさず
「建てつけ悪いんやから壊さんとってや」
(笑い)
他にも腰の手術をした話(前日に抜糸したばかり)等があって、枕が長かったですね。手術の時奥さんが冷たかった話から「堪忍袋」冒頭の夫婦喧嘩につながったと思うのですが、正直、枕の方が記憶に残っています。手術後の話で、カテーテルを抜く場面でマイクのコードをある長さ掴んで
「これぐらいですわ」
簡単な道具で見立てをするのが落語らしいと思ったらその次はマイクをつかんで
「これが私のナニとしますでしょ」
…普通の下ネタです。

その後は松枝さんという方が飲んだくれ亭主の噺をして、そして前半最後は桂春團冶師匠です。それまでの「笑えるけれどあざとい」感じからうって変わって枯れた感じになりました。演題は「祝いのし」。泥臭い大阪弁が出てきたり、がらの悪い言葉で啖呵を切ったりする場面もある話ですが、不思議と下品になりません。抜けた亭主のとぼけた感じがそこはかとなく笑えます。
でも、しっかり者の女房までなんだか爺っぽくて「ああ、お歳を召されたな」とおもわれました。

ということで前半終了。次回は中入り後の口上からです。
ああいう口上とは思いもよりませんでした。
枝鶴襲名公演@琴平_d0074210_1917282.jpg

by myano11 | 2010-11-30 12:59 | 旅行などイベント

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