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ペーパーブーメラン続報

先日でんじろう先生のサイエンスショーを見て作る気になったブーメランの続報です。
試作一号機は飛びもしせんでしたが…



めげずに2号機を作ります。材料にはティシューの空き箱を使いました。1号機の失敗から学んで、全体が対称になるよう気を付けます。まず、3枚の羽根が合同になるようにしましょう。そのため、いったん切りだした後、3枚重ねてカッターで切ることにします。3枚の合同な長方形ができたら、組みあわせるための切り目を入れます。その後放射対称に組めるよう、120°のゲージを作ります(紙を2回折っただけ)。羽根の2辺が平行ならば、羽根の間(3か所)全て120°にすればOKです。えー、羽根が先細りだったりすると1°くらい余ったりしますが。
ペーパーブーメラン続報_d0074210_18581638.jpg

机の上に置き、ゲージを当てながら角度を調整してテープで仮止めします。その後ホッチキスで止めます。3枚の羽根を同じ方向にひねって完成です。右手のフォアハンドで投げるつもりなら、反時計回りに回転した時に上昇するようひねりましょう。間違えてもあわてない。バックハンドで投げれば済みます(笑)。

実験してみると紙がしなって上手く投げられません。というわけで材料を変えて、3号機、4号機も作りました。
ペーパーブーメラン続報_d0074210_19195220.jpg

上段左:2号機 材料:ティシューの箱
上段右:3号機 材料:「大人の科学」表紙
下段:4号機 材料:養命酒の箱
「大人の科学」表紙はこれもぺらぺら過ぎでした。表紙になっているうちは硬そうに見えたのですが、切り出すとへにゃへにゃに。もっと厚い紙を探して養命酒の箱を使うと、これは重すぎでした。結局、2号機(ティシューの箱製)がしならないよう、テープで補強したものが一番まともでした。実際に作ってみると色々問題が出てきて、色々わかることがあります。

投げる時も試行錯誤です。ブーメランは一度上昇してから戻ってくるので、室内で試すと天井や照明器具に何度も当たりました。やや下向きに投げるか低い位置で投げると、最大高度を少し抑えることができるようです。でも外(または天井の高いところ)で投げる方が根本的解決だと思います。
天井に当たらなくても、あまり戻ってこないことがよくありました。どうやらこれは回転が足らないようです。意識的に回転をつけて投げると戻ってくるようになりました。

そんなこんなで、一見簡単そうなブーメランのパフォーマンスでも、安定して成功するためにはいくつも問題をクリアしているのだということが分かりました。
それでは今日はこの辺で。ごきげんよう。
by myano11 | 2010-05-14 19:47

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by Linus
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