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窓の外には

いつぞやの「若葉よ来年は海へ行こう」に続き、個人的に広めたい曲を紹介します。曲は「窓の外には」。
私は元合唱団員、元吹奏楽部員の縁で、市の文化祭をよく見に行っています。ある年、客演の明誠学院高等学校 吹奏楽部が最後に演奏したのがこの歌でした。
穏やかで優しい印象の歌です。





こちらは明誠学院高等学校 吹奏楽部版です。


明誠学院版の冒頭にもあるように、作詞は小森香澄さんという女の子です。彼女はいじめに遭い、16歳で自ら命を絶ってしまいました。死ぬ直前、彼女はこう言っていました。
「やさしい心だと生きていけないの?」
「やさしい心だといじめられるの」
後に、ノートに残されていた詩(8歳頃のもの)に、お父様の友達が曲をつけたのがこの歌だということです。

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以下、この歌や小森さんと直接関係はありませんが、「優しいこころだといじめられるの?」という彼女の言葉から連想したことです。

小森さんをいじめた人はなぜ彼女を標的にしたのか、本当のところは私にはわかりません。でもつい想像してしまうことがあります。
私はかつて、ある意味で聖人君子でした。陰口を言わず、愚痴を言わず、人をばかにしてからかうことはなく、他人の不幸をよろこばず、他人の失敗を笑わず、バッシングに同調せず、人を傷つければ重大に受け止めていました。
しかし、それは役には立たず、私は孤立していました。その後も社会的孤立、精神の変調、就職難、仕事の不振と失業などを経て
「あぁ、陰口やバッシングに参加していた人の方が、社会に適応していたんだなぁ」
と、悔しくて、情けなくて、自分がやっていたことはすべて間違っていたのかと一時は自信を失いました。

やさしさってなんですか。他人とうまくやるってどういうことですか。
この歌を聴くたび智恵熱が出そうです。
by myano11 | 2010-05-30 00:34

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